2018/11/07 19:37

商品に付けるブランドタグのお話しです。

アパレル製品のブランドタグというと、小ロット生産のメーカーでは一部プリントタグもありますが、高級感のある織りタグ(細かい繻子織・平織りのタグ)がやはり一般的です。これらのタグはシャトル織り機やレピア織り機で作られ、デザインの再現性が高く、ツヤ・風合いも良いですので多くのメーカーが採用しています。
"velo spica international" でも現行商品はこの織りタグを採用してます。


しかし、
何でしょうか?どこか納得がいっていない部分があり、それが何かずっと引っ掛かっていました。

何に納得がいかないかハッキリと分からないままモヤモヤした状態でおりましたが、

最近なんと理由が分かりました!
理由は2つあります。

まず理由の一つには一般的過ぎて面白く無いという事。

もう一つは!
やっぱりペーパータグ(これが正式名称かわかりません)が好きだって事です。



ペーパータグ?

何それ?

ってなると思いますが、画像をみると「あぁ、あぁ、あったあった!」
と、分かる方もいるのでは...
必ずしもマニアックでは無いかと。






画像は80s〜90sのアメリカ製キャップのタグです。
最近あまり見られなくなりましたが、以前は良く見かけました。
(分かりやすい所で、シュ◯リームも昔このタグでした。最近はサテンテープに同様のプリントがされているもの)
この洗ったら切れちゃいそうな、どうしようもない感じが、、、
堪らないんですよね。
ミシン目が入ってたのもあったような。Tシャツのベースメーカーとかにもそう言う仕様のものがありますよね。
そんな感覚でしょうか。
とはいっても、もちろんちゃんと繰り返し洗えますし、プリントも意外としっかりしています。
良い感じに"僕らの好きなアメリカ仕様"です。

実は先日、velo spica のキャップの製作を手伝って頂いている職人さんとこのペーパータグの話しで少し盛り上がりまして、
丁度その職人さんもこのタグについて色々と調べていたようです。
そこで有力な情報を教えて頂き...



作ってみましたw
良い感じです。

ゴワゴワするしw
もしかしたら千切ってかぶる方もいるかもしれませんが。
まぁ、こう言うことです。

素材感に関してはオリジナルに近づけられたように思います。(厳密に言うとオリジナルは平織りの何か?に何かしらか?の加工がされている?パルプ系には見えますが)

ライド・フィールドでのテストを経て商品に付く日も近いです。