2019/01/28 16:10

先日(1月22日UP 「ナイロン生地はアリなのかどうか」)の最後の方で少し話題にしましたが、サイクルキャップ型のアップデートを検討中です。

今日は、そのあたりどういう方向を目指すかについてです。


今 velo spica international にはクラウン部分(帽子の頭の部分)のパターンはざっくり大きく分けると3パターンあります。

1, サイクルキャップ型 4panel
2, ベースボール型 6panel
3, ジェットキャップ型 5panel

(※panel パネルは帽子本体のハギ →パーツの数です。6panel 6つのパーツを縫い合わせて作る帽子) 

それぞれに深さや背面の仕様を変えたもの・ブリムの組み合わせなどバリュエーションがあります。

実はブランドリニューアルしてから新たにリリースしたのは、2, 3, で、1,のサイクルキャップ型 4panel はデザイン面(他いろいろな事情)で保留になったままリリースの見通しがついていませんでした。

今のファッショントレンドやODMのご要望・ご相談内容やさらには自分のやりたい事を合わせて、今後の商品構成を考えるに、方向性の違う二つのシーンに合わせてサイクルキャップをアップデートしていこうと思います。
それぞれどんなモノでどんなシーンに向けて作るかというと、、、


一つはハイパフォーマンスかつオリジナリティに溢れたプロダクト。

これは先のブログの中でもありましたが、アウトドア界隈からは既に沢山ご要望頂いている"高機能性素材"を組み合わせて作る新しいサイクルキャップです。

さらに言うと、自転車ショップに於いてもバイクパッキングやキャンプなどさらにはハイクやラン・トレランまで様々なアウトドアアクティビティに対応出来て、それらと絡めてバイクを提案するショップが増えてきました。
そういう自転車ショップさんはやはりアウトドアのギアだけでなくファブリックの知識も豊富ですから、「より高機能性ものを」というオーダーに変わってきています。
(自転車屋さんにある元々のサイクルキャップのイメージは、安価でペラペラ、シーズンごとに使い捨てる帽子のような感じでした。最近は少し変わってきていますが。)

それらを鑑みると、大きな括りでアウトドア系(ランや自転車も含む)に向けて開発していく商品、という事になると思います。
ただハイパフォーマンスなキャップは大手アウトドアメーカーからも沢山出てますので、そこはあくまでオリジナリティをどう出していくかがポイントになります。


二つめは、オーセンティックなサイクルキャップへの回帰、です。

実は私自身やりたいのはこちらだったりします。
見方によっては、よりファッションを意識したデザインになると思います。(ビジュアル勝負?)
昨年から知り合いのグラフィックデザイナーさんと何度か打ち合わせながら、デザインを詰めているところです。

私はオーセンティックなサイクルキャップ・サイクルキャップメーカーは、Tシャツなどのベースメーカー(ギ◯ダンやフ◯ーツオブ◯ルームなど)に近い感覚のモノだと思ってます。

グラフィックは勿論、ショップ・メーカーロゴ、スローガンがでかでかとプリントされているのは、一歩間違うとダサくなりがちですが、それはそれで凄くカッコ良かったりもします。
敢えてオーセンティックなサイクルキャップを"今、格好良いも"のにリデザイン(最適化)して提案したいなと。

自転車由来のサイクルキャップの正当な流れの中にあるメーカーとしては、他社さんではなくウチ (velo spica) こそがやるべき事かなと、割と真剣に思ってます。


それぞれフィールドテストを挟んで修正しながら、夏場リリース目標で製品化に向けて進めて行きます。

皆さま、是非お楽しみに!!

後、お取扱店さまに新作 "Flip Up B Cap" デリバリー致しました。
お近くのお取り扱い店(プロフィールをご覧ください)までお問い合わせ下さい。