2019/06/30 16:40
間も無くリリースとなります "Canopy X-PAC" とはどういうキャップなのか?
他のキャップと何が違うのか?
今回はそんな新作 "Canopy" (キャノピー → 天蓋、張出屋根の意味)の魅力をお伝えできればと思います。
そもそも(前回のブログでも書きましたが)帽子の素材として適さない X-PAC をどう帽子のデザインに落とし込むかは難題です。
世の中にはまだX-PAC製の帽子はほぼ無い訳で、その事自体がこの素材が帽子にいかに向かないかを物語っています。
私の知る限りでは、神◯隆◯さんがオフグリでフルX-PACのキャップを展示されてたのが世の中に出ているものでは初見でした。ちょうどその時期にうちもX-PACキャップのセカンドサンプルが大詰めの時期だったので、かなりハッとさせられました。(方向性が違ったので内心ではほくそ笑む部分もありました)
その時出品されてたのはフルX-PAC、サイドにベンチレーションでハトメが2つ打ってあるもので、正直めちゃめちゃ格好良かったです。
この製品で重要なのは、、、
先程からお話ししてきたようにこの素材のリスクも分かった上でそれをやれる事自体がほんと凄いなと思いました。
僕は思考が庶民なので、プラグマティックなことを考えてしまいます。
自転車では帽子の中に結露が出来るレベルで蒸れるだろうな、と。もちろんハイクや夏場は論外。
そこは帽子&サイクルキャップメーカーの面目躍如。
この素材のポテンシャルを最大限に活かしてつつ、誰も作ったことの無い格好良いキャップを誰より先に作りたいなと、
ただその想いで企画を進めておりました。
詳しいコンセプトは後々お話しするとして。
まずは、
見て下さい、この勇姿。
正直、
製品化に漕ぎ着けられてほっとしています。
これに至っては時間・労力・コストが掛かり過ぎてボツになったら立ち直れないレベルですw
皆さんとにかく試してみて下さい。
通常よりもかなり浅めの40mmフロントパネルとつば面はもちろんX-PAC™️、つばの縁と裏面にはsupplex®︎ (表裏素材を切り替えているのには理由があります)
メッシュは今回から新しい生地に変更しました。(例のパタのダック◯ルのT-1◯01生地はもういいでしょう。 皆んなに使われ過ぎ。)
通常よりも目の荒い、通気性能がアップしたメッシュを採用。しかもこのメッシュは織自体は太め(体積は大きい)なので十分に汗を吸収して蒸散さてくれます。
汗止めは"velo spica"でも一番人気のcoolmax®︎の汗止めです。
そして!
今回から背面のドローコードアジャスターが新仕様に変わります。
ループを片手で引っ張るとサイズの変更が出来ます。
自転車だと片手はハンドルを握ってますのでやはりワンハンドアジャスターが使いやすいです。
(説明は後半に続きます...)