2019/09/24 20:56

街中で、山行で、道端に、野山に空にと秋の訪れを見つけては胸がキュンキュンする今日この頃です。

夏はもう終わりかな。。。



まだまだ終わらせません。
自転車もトレランもこれからが一番良い時期。
一年で汗が一番気持ちの良い時期の到来です。

タイトル通り、今日は "Pig Snout Camp Caps" 改め "P.S.C Cap" (長いので略称) の新仕様のお話しです。




↑  新色2色が加わります。イナタいカラーです。col.Blue は唯一リップ(ストップ)ではないソリッド生地。
アメリカから輸入してきました。日本ではあまり見ないダサめカラーが個人的にはツボです。pataインスパイア&リスペクト系。


今週中にはストック出来る予定です。
乞うご期待。



さて2019AW版のアップデート内容はどうなっているかというと。

1, メッシュが進化
2, つばの硬さの変更

この2点を変更することにしました。

メッシュは前々からブログでもお話ししていましたが、、、
他メーカーも同じメッシュ生地(T-12××というダック○ルのメッシュ生地)を使うことが多くなり、気がつくと何処も同じになってしまっています。そこでなるべく早くもっと良いモノに変えたいな、と思ってました。
他メーカーと同じものが良いというのは、勿論生地自体に実績があってその生地が評価されている証拠ですので当然のことかもしれません。しかしそれを選択し続けるメーカーは思考停止にも繋がると思っています。

リスクはあってもより良い生地を探すスタンスが、特に小さいメーカー・ブランドには必要だと感じています。



こういう思いに至るのにも経緯はあります。

サイクルキャップメーカーとしてライド中に飛ばされにくようにブリムが短いキャップを沢山作ってきました。
3〜4年前までツバが短いキャップは幼稚園の帽子みたいだと試着する方に良く笑われました。

今となっては、周りを見ると同じつばの短いショートブリムタイプの帽子で溢れ、更に言えば生地まで同じ。
私もパロディやインスパイアもののプロダクトは良く作るし、大好きです。
でもそれとも何処か違う、異質なものが溢れているように感じます。


衣料品が売れないと言われて久しい昨今、売れるモノを作るのは大正義だと私も思います。
ウチだって売れたいですw

でも他がやらない/やれない事をやるのが velo spica のポリシーでありミッション だと考えます。

前置きが長くなりました。
という訳でメッシュ変えました。


↑ 下:従来メッシュ  上:新メッシュ

以前の生地よりもメッシュホール(穴)間のピッチが狭く、通気部分が多くとってあるのが画像を見てもお分かり頂けると思います。
春先〜真夏のフィールドテストでも通気の良さを十分実感出来ました。

更にこのメッシュ見た目以上に嵩高(厚みがあるの)です。
つまり通気がありつつも汗をしっかりとキャッチしてくれる、、、そんなメッシュです。




そして前々からリクエストの多かった柔らかめのつば芯への変更。

実を言うとサイクルキャップは硬めの芯材を使う事が多く、それは柔から過ぎると、つばを跳ね上げてもヘルメットの重さでライド中つばが元に戻ってしまう事が多いから。
ヘイルメットの重さや、乗り方、帽子との干渉の仕方にもよりますが、大体そんな感じです。

velo spica でも硬めの芯材を採用する事が実は多いです。


しかし!
サイクルキャップをかぶり慣れていない方は長時間の使用で圧迫感や、硬さにストレスを感じたりする事もあります。
そう言った意見を以前から伺っていましたので、これを解消すべく丁度良い芯材を探していました。

今回見つけた芯材は頭に当たる部分はウレタン系の柔らかい素材で、それに薄くスライスした硬めの芯材を貼り合わせたモノ。
これで長時間のライドやトレランのレースなどでもストレス軽減に繋がるはずです。



"P.S.C Cap" はウチのフラッグシップモデルでもありますので、毎シーズンマイナーチェンジを繰り返しユーザーの皆さんのフィードバックを反映させながら、より良い"定番"を目指す製品にして行けたらと思ってます。

リリースまでまもなく!
買い逃さないように是非チェックしていて下さい。