2019/12/31 14:06

2019年、POP UP STORE や出店イベントなどかつてないペースで参加させて頂きました。(今までが出不精過ぎただけかもしれませんが)




2月2日 "Ultra Gear Market" 出店
3月9日〜 Nicetime Mountain Galleryさんの "Bike Trip+" 商品企画
3月16-17日 Black Brickさんの2周年イベント。出店
4月6-7日 "Off the Grid" 出店
5月4-5日 甲府のSUNDAYさんで"Band of Gypsys"出店
5月25-26日は白州 "bikelore" レース参加
6月1日は三重県青川峡キャンプ場 "Bike & Camp" 出店
7月13-14日、白馬 "OMM Bike" レース参加、サポートチーム出場
7月27-28日 tempra cycle にてPOP UP STORE "Bespoke Service" 単独出店
9月7-8日札幌"Enter Zone Outdoor" 出店
9月22-23日筑波"ATT Bikepacking" 協賛、レース参加
10月5-6日岩手knottyさん"POP UP STORE" 出店
10月26日 京都"Kyoto Hikers Gear Party" 出店
10月27日 吉祥寺Black Brickさん"POP UP STORE with Yetina" 出店
11月30-12月1日 新潟STORE for better Holidayさん"Trip Travel Journey" 出店
12月7-8日 愛知"Field Style Jamborees" 出店
12月14-16日 中目黒tokyobikeさん "POP UP with ripa bags" 出店




こうして並べてみると今年は色々な所にお邪魔させて頂いているな、と改めて思います。

内5回は現地まで自転車での自走です。
この事は今年の収穫の一つと言えるのではないでしょうか。

自転車にテントやシュラフを括り付け、所謂 "Bikepacking" でイベント会場 / お店まで行くスタイルが余程印象的なのか、車や新幹線での出張時にも旅先で会う方に「自転車で来たんですか?」と度々言われるようになりました苦笑。
流石にいつも自走とはいきません。


実際にギア類を試すフィールドテストとしても良い機会でしたし、日頃製作ばかりで自転車に乗れてない(山に行けてない)自分としてはきちんと長い距離を乗る事が出来て、結果的にとても楽しませてもらいました。




今年は本当に沢山のイベントに出店させて頂く機会がありました。

そうなると、毎回考えさせられるのはイベントにあえて出店する意義や意味について、です。


ECサイトで殆どのものが手に入るこのご時世に、わざわざ足を運んでもらってまでやるべき事は何か?
何が本当に喜んで貰えるか?

イベント限定品などを用意するのも一つの手段だとは思いますが、そのやり方を毎回続けていく事に私自身疑問を持っています。

(限定品だけで毎回開店前に長蛇の列が出来るショップやメーカーがあるのもまた事実です。別にそれ自体を否定するつもりは無くて、意味のあるやり方だったり、やるべきタイミングで限定グッズを作るのは素敵なことだと思います。ただ〇〇限定というだけで毎回それを続けていくのはメーカーとしてもユーザーとしても辛くなっていきそうだ、という話しです。)


そういった"想い"みたいなものを抱きつつも、試行錯誤しながらウチ(velo spica)らしい、あるいはウチがやるべきスタイルを模索した一年だったように思います。

答えは未だ出ませんが、何となく、ぼんやりとすべき方向性が見えて来たようには思います。


こんな時代に我々小規模メーカーが提案すべきモノ・コトは。

製品の先の体験や経験にこそ価値があるように思います。
またそれを提案していく事に意義や意味があるのだとも。



↑  体験型の"シルクスクリーンワークショップ"は毎回、大盛況でした。





↑ オリジナルプリントのサイクルキャップをその場で作るワークショップ。



↑ "yetina" さんのスウェットにカスタム。
持ち込みのアイテムにプリントするのも人気でした。"アップサイクル"ってヤツです。これはこれで独自したイベントとしてやりたい。




ただ大量のモノを売って、消費を促し、新しいモノを売って、消費を促し、大量にモノを作って…

私もメーカーである限りモノを沢山作って世の中に流通させない限り、売り上げさえ出ないわけですし、その事自体を否定する事は絶対に出来得ない事です。



しかしながら、なるべくものを売らないブランドになりたい、、、
とも思うようになりました。

そこを両立させる方法が果たしてあるのか?
シンプルにそれが来年の目標です。