2022/01/23 10:59

去年、遅ればせながらフライフィッシングを始めました。

冬場の今時期は渓流には行けませんので、奥さんの目をかいくぐりせっせとエリアフィシングに勤しんでおります。あるいは近所でオイカワ釣り。
もともと私の周りには釣り好きが多いですから、フライフィッシングを始めるきっかけは其処彼処に転がってはいました。
が、なかなか軽はずみにやるにはフライはヘビーというか、、、フライなのにヘビーというか、、、やり込み要素が多すぎて気後れしてしまい手を付けられずにおりました。
そんな中、昨年アウトドアニットメーカー "Yetina" のディレクターのMさんとお仕事をご一緒させて頂いたのをきっかけに遂にやってみる事と相成りました。




いきなり表題から大きく脱線してますが、一応今回は新作"Pluto Cap"のご紹介をさせて頂きます。前置きにもうしばらくお付き合い下さい。

・・・遡ること2年前、
ウィンターキャップ用のリブニットを探していた時、Mさんに相談した事がそもそもの始まり(帽子?フライ?)です。
彼とはイベントでご一緒する機会が何度かあり、私自身Yetinaのプルオーバーを愛用していました。(向こうもウチの製品を使ってくれてるようです。感謝) Yetinaのニットはクオリティはもちろん、ブランドのストーリーにもとても惹かれるものがありましたので、一緒に何か作れれば面白いものが出来るはずだ、とダメもとで相談してみたところ二つ返事で快諾してくれました。


↑ イヤーフラップインナーには暖かなYetina製ニットを使用。

 "Yetina" のディレクターのMさんは大のフライフィッシング好きとしても有名です。以前からMさん行きつけの釣具屋さんに一緒に行こうとお誘いしておりました。しかしながらMさんのところはお子さん産まれたり、ウチも子供がまだ小さかったりで慌ただしく、スケジュールが合わないまま冬になり、春になり、そして夏が、、、
そんなこんなでやっと昨年、水道橋にある某フライフィッシング専門店にご一緒させて頂きました。
おすすめの道具に、お店の方も交えて色々ご教授頂きつつ、道具を一式揃えました。

こうして帽子の企画と私の釣り生活がリンクするような形で進行していきました。
出会いというのは面白いもので、実はデザイン自体もリンクしています。
ビンテージの帽子が好きな方でしたらお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、今回のイヤーフラップキャップのボディデザインの元ネタはL.L.Be○N やFi○sonなどのフィッシングキャップから着想を得ています。
釣り用のロングビルとイヤーフラップを掛け合わせたデザイン、、、といったところでしょうか。
実際のウィンターキャップと言えば、冬場は日差しが弱まりますので、ツバの短いもの、あるはツバ自体無いものが多かったりします。
しかし velo spica のキャップはロングビルであっても陽射しの強さに合わせてツバを上げ下げ出来るフレックス バイザー/フリップ アップ システムを採用していますので、日差しが強ければツバを下ろし、無ければ上げて、適切な光量を調整出来ます。
そこで冬用だからといってショートバイザーにはせず、敢えてツバ長88mmのミッドビルを組み合わせました。冬場でも長いの被りたいなって方には朗報です。
ミッドビルは長過ぎず程よい長さがありますので、日差しはもちろん雨や雪からも視野を守る事が出来ます。






今年、リリースしたウィンターキャップは1型だけですが、実はもう1型企画中のウィンターキャップがあったりします。SNSを見て頂いている方には、何度かご紹介した事がありますが3レイヤー防風・防水生地を使ったウィンターキャップです。こちらはパターンや仕様にまだ完全には納得がいかず、残念ながら昨年末のリリースは見送りました。悲しいかな2年目のお蔵入りです。
こちらのモデルは一昨年か冬毎に試作を繰り返しながらちょっとずつ仕上げています。


↑ 昨年テストしていたウィンターキャップ。型紙変えるからリリース版はイメージ全然違うと思います。

今年こそAWでリリースする予定ですので、こちらも是非チェックしてみて下さい。

大変有り難い事にPluto Cap のcol.SandとGreenは即日完売となりました。Navy checkのみまだ少し在庫が残って(1月現在)います。気になる方はお早めに。
今年のAWで色替えして継続しようかな。何色が良いか悩ましいところです。